これは、期末で日本の年金をプレゼンするために
読んでいる本の内容です。
タイトル:東アジアの社会保障
作者:埋橋孝文・木村清美・戸谷裕之 編
2009年
ナカニシヤ出版
はじめにから
・日本、韓国、台湾は、欧米と比べて「開発主義」的側面が強く、
遅れてきた福祉国家である。
・日本は「失われた10年」を通して、小泉政権の下で労働の規制緩和、
社会保障予算の削減が進められた
第3章 斎藤立滋 日本の社会保障制度の現状と課題より
・(p60)社会保障給付全体に占める「年金(高齢)」の比重は、
先進諸国のなかでもっとも大きい。
・社会保険の負担と給付の区別を不明確にし、
世代間格差を生む原因⇒社会保障制度に相当額の税が投入
基礎年金の3分の1、介護保険の2分の1が税
・(p60)社会保険が機能不全
①財政方式が賦課方式⇒少子化⇒保険料収入が減少⇒給付額が増加
②原則、正社員雇用して保険料納付⇒1990年代後半以降「雇用形態の多様化」
・(p62)5つの排除
①社会保険からの排除(保険料未払い、雇用先会社の未加入)
②公的扶助からの排除(生活保護の申請資格の厳格化)
③企業福祉からの排除(非正社員は福利厚生なし)
④家族福祉からの排除(単身者、パラサイトシングル増加)
⑤自分からの解除(希望喪失)
・(p62)政府が行うべきは、本来の目的である
「高齢者の最低限の生活保障」=「基礎年金の保障」
基礎年金は、所得再配分の観点から、税を財源とするのが望ましい。
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